タイトルにもあるとおり、イクメンを目指して修行中の身ですが、今いったいどれだけ寄与できているのかいまいち実感がありませんでした。
そこで、家事と育児への寄与率を定量的に確認するため家事育児分担表を作成し、1週間でどれだけ寄与しているのか確認してみました。
家事育児分担表とは
今回作成した家事育児分担表はネットでいくつか検索して収集した内容に、我が家独自の要素を加えています。
また、作業項目のみの観点では各作業の重さを表現できません。そのため、今回はそれぞれの作業にかかる工数(作業時間)を記載しています。ただし、これはあくまで我が家の場合の数値ですので回収の余地はあります。一部の作業については、ルンバ等の効率化グッズを使用していますのでその情報も追加しています。
これらの内容について、各曜日誰が担当しているのかをマッピングしました。
また、定型業務とは別に都度実施する非定型作業は別表で集計していますので、以下でそれぞれ見ていきたいと思います。
家事育児表作成の前提事項
- 子供は1歳児のため、ご飯とミルクを与えています
- 共働きのため保育園に通っています
- 部屋の間取りは3LDKを前提に掃除時間等を算出しています
- 工数が青字のものはグッズを使用して時間短縮した後の時間です
家事育児の定型業務
家事と育児の中で毎日行う必要がある定型業務は59あります。書き出してみると結構多いです。片付けなどは2人で実施しているものもありますので、その場合は按分する形で各曜日に寄せるようにしています。朝よりも夜のほうがやることが多いですが、朝は時間があまりないので、限られた時間の中で上記のタスクをこなす必要があります。
また、寝かしつけやご飯はその日の子供の気分によって工数が変わってくるので平均値です。
こうやってみると、グッズを使用して効率化できているタスクはほんの一部でまだまだ効率化できる余地はありそうです。
分析1:家事/育児にかかる時間
まず、各曜日で家事/育児に費やしている時間を確認します。妻と私のそれぞれの作業時間の合計を積み上げたグラフが以下です。
平日費やしている時間が約360分、時間にして約6時間です。日中の仕事とは別に6時間必要になります。ワンオペで実施するとなると、フルタイムで働いている方のランチタイム、休憩時間を除いた時間に匹敵します。この時間は、夫婦で分担して並行作業することでぐっと圧縮することができます。
専業主婦の方の場合、昼間の作業もあるのでフルタイムで働く以上の時間を費やすことになります。専業主婦に休みはないというのが鮮明に映し出されますね。
この結果は、家事と育児を効率化した場合の数値ですので、普通に取り組もうとすると8時間程度はかかってくると思われます。やはり効率化は必要です。
もっと抜本的に時間を圧縮する場合は家事代行の利用も考え方ほうがよいかもしれません。毎日でなくても、週2日半日お願いするだけでも大きく違います。また、最近では作り置きをしてくれる方もいらっしゃるようなので近いうちに利用してみようと思います。
ちなみに、土曜日が高く見えるのは、習い事でベビースイミングに通っているからです。ただ、土日は子供と遊ぶ時間も増えますから、分担表の改良余地かと思います。
分析2:夫婦の分担状況
次に、各曜日で家事/育児の夫婦の分担状況を確認します。妻と私のそれぞれの作業時間を棒グラフにしました。
平日はどうしても妻の負担が大きくなってしまっています。
特に水曜と木曜は私の仕事が朝早いこともあり、妻の負担がかなり高い状況です。
土日でリカバリしようとしているのがよ〜くわかります笑
平日の各作業項目の中で、現状妻が実施しているが時間的に私でもできるものを整理してみたところ、以下のものがありました。
- ご飯をラップする
- 洗濯物をたたむ
まず、炊飯器のご飯をラップして冷凍庫に入れる作業は夕食の後片付けの延長で実施できます。また、炊飯器で保温できますので、遅く帰ってからでも作業できそうです。
また、洗濯物をたたむのもやり方を覚えればできそうです。
私自身、バスタオルをたたむのは得意なのでそこはやっていますが、自分のものは自分でたたむことで妻の負担を軽減することができます。
家事育児の非定型業務
家事と育児の非定型業務は、日用品の買い出しや子供の爪切りなど毎日実施するものではないが気付いたタイミングで実施する作業です。
上記の定常業務に加えて、週末などに実施します。
作業項目は24です。定常業務に比べて少ないですが、これは表に表現できていない作業もありますので、異論は認めます笑
分析1:夫婦の分担状況
こちらもやや妻の負荷が高いです。効率化グッズを使用していますが、私の作業ばかりが効率化されていて、妻の作業を効率化するグッズを取り入れなければならないと考えていますが、なかなか難しいですね。私でも対応できるものとしては以下があります。
- 食事の作り置き
- 保育園の依頼対応
- 役所に書類を取りに行く
食事の作り置きや保育園の依頼対応(ハロウィンの仮装等持ってきてほしいものの調達)、役所での手続きについては私でも対応できるのでこの点積極的に実施していこうと思います。
ちなみに、我が家で利用しているAmazon定期便は指定したタイミングで日用品を届けてくれるサービスです。毎回Webサイトから注文する必要がなくなりますのでとても便利です。もちろん中止も簡単にできますし、定期便にすると価格が安くなるのでおすすめです。
全体的な考察
家事/育児分担表を作成したことで、私がやってきたこと、やってこなかったこと、分担がうまくいっているところ、うまくいっていないところが明確になりました。また、我が家で取り入れている効率化グッズで多少作業時間を削減できていることもわかりました。ただし、現状抜本的に作業効率を高めるためには家事代行等を利用して人手での実施が必要な作業を圧縮していく必要があります。家事育児は何をするかよりも何をしないかが大切だなと改めて感じました。
分担の改善点も見つかったので3ヶ月おきに振り返りを実施したいと思います。
また、この表は妻にも協力してもらって作成したのですが、思いつく限り書き出したという状況なので、今後もアップデートされる可能性があります。
おわりに
今回は、我が家の家事と育児の分担状況について書かせていただきました。
作業項目やそれぞれの作業時間はあくまで我が家の場合の時間ですので、一つの目安にしていただければと思います。
皆さんも、一度ご自身の分担状況を確認するために作成してみてはいかがでしょうか。もし必要であれば今回作成した分担表を差し上げますのでぜひ活用いただければと思います。
ただし、やりすぎは禁物です!夫婦の仲がギスギスしますので、夫婦のちょうどいいところを探ってみてください。
まずは現状を整理する目的で実施してみてください。ワンオペ育児になってしまっている方は、その内容をパートナーの方に見てもらいましょう。
データとして整理することでより説得力が高まります。まずはご自身が日々実施していることを定量的に示して、「いつもありがとう」という言葉を相手の口から引き出すことからはじめてみてはいかがでしょうか。